車田正美「リングにかけろ」が熱かった!

車田正美さんといえば、「聖闘士星矢」が余りにも有名ですが、私は「リングにかけろ」が一番好きです。
母親の再婚相手が酒乱で仕事もろくにせず暴力をふるってばかりの家庭から飛び出した、高嶺菊、竜児の姉弟がプロボクサーだった亡き父の遺志をついで、二人三脚で世界チャンピオンを目指していく。という話です。

途中までは、普通のボクシング漫画だったのですが、チャンピオンカーニバル(中学生の全国大会です。)あたりから、怪しくなってきました。
どう見ても中学生じゃないだろ~。と突っ込みたくなる各県の代表達。

現実にはあり得ない大技の数々。
しかし、それが私のハートにビビッと来たのです。

全国の少年少女読者たちも同じことを思ったに違いありません。
教室では「リンかけ」ごっこが大流行。

「スペシャルローリングサンダー~!!」「ハリケーンボルト~!!」など技の名前を叫びながら遊んでおりました。
そして決戦の舞台も、全国大会編、日米決戦編、影道編、ギリシア十二神編、阿修羅編など、常人離れした闘いっぷりになっていきました。

竜児達、日本代表の魅力もさることながら、各編に登場するキャラクター達も彼らに負けない、いやそれ以上の必殺技を持ちなおかつ美形ぞろいでした。個人的にはフランスとドイツの登場人物たちが好きでした。
むしろ、彼らを応援したりして。

そんな闘いにあけくれるストーリーの中に、チラリとラブロマンスも盛り込んだりして(菊と竜児の永遠のライバル剣崎順です。)、多くの少年少女達のハートを鷲掴みにしてしまったのでした。

そして制服!菊はセーラー服、竜児達は学ランなのですが、剣崎だけはお坊ちゃまなので、ボタン無しの学ランでした。これにも憧れたものです。